成都市で日本食品関連企業プラットフォーム交流会を実施

(中国、日本)

成都発

2024年01月23日

ジェトロは1月17日、在重慶日本総領事館や日本政府観光局(JNTO)成都事務所の協力の下、成都市をはじめとする中国の西南地域で日本食品を取り扱う日系やローカルの小売事業者、流通事業者、レストラン事業者、飲食関連サービス事業者、食品メーカーなどとともに、「成都日本食品関連企業プラットフォーム交流会」を実施した。同交流会は2022年8月に初めて開催され(2022年8月29日記事参照)、今回が3回目の開催となった。

プラットフォーム交流会には、成都市などを拠点とする約50社の日本食品関連企業と関連団体が参加した。このほか、2023年12月に全国花き輸出拡大協議会が成都市で日本産切り花展示商談会を開催した際に出展した同協議会員で、日本産の切り花を中国に輸出しているFLOWER KINGが参加し、日本産切り花の特徴と日本食レストランでの活用方法を紹介した(2023年12月14日記事参照)。

参加した流通事業者や食品メーカーのうち10社が日本産米、調味料、日本酒など今の季節に使用してもらいたい自社商品を紹介し、参加者の間で商談を行った。自社商品の紹介を行った事業者からは「新たな商談のきっかけを見つけることができた」との話があった。来場者からは「これまで関わりがなかった企業と交流を深める機会となった。今後もこのような活動を継続してもらいたい」「次回の交流会では自社からも食材を提案してみたい」「飲食店では花の飾り付けは重要なので、非常に参考になった」との声が聞かれた。

プラットフォーム交流会の活動は、成都市での日本食品の知名度向上や市場拡大を図るだけでなく、日本産農林水産物・食品のさらなる輸出促進につながることが期待されている。

写真 交流会の様子(ジェトロ撮影)

交流会の様子(ジェトロ撮影)

写真 日本産切り花の紹介(ジェトロ撮影)

日本産切り花の紹介(ジェトロ撮影)

写真 日本産米などを使用した試食メニュー(ジェトロ撮影)

日本産米などを使用した試食メニュー(ジェトロ撮影)

(内田剛)

(中国、日本)

ビジネス短信 80ae6e81b17322f0