江門市、個人所得税優遇措置の申請を1月22日から開始

中国広東省の江門市税務局は1月3日、「江門市が広東省・香港・マカオグレーターベイエリア（粤港澳大湾区）個人所得税財政補助策を実施するための弁法」と、申請のためのガイドラインを発表した。同弁法は広東省・香港・マカオグレーターベイエリアの個人所得税の優遇税制を実行するため制定された。

同弁法と申請ガイドラインで「高度外国人材」「緊急必要人材」の申請基準は次のとおり。申請に当たってその他の条件などはガイドラインに記載されている。

（1）高度外国人材：下記の条件のうち少なくとも1つの条件に合致する人材を指す。

a.国家、省、市の重点人材プロジェクトに選ばれた人材。

b.科学技術イノベーション、重点発展産業、あるいは哲学・社会科学領域に従事する人材で、「外国人工作許可証の高度外国人材（A類）」または「外国高度人材確認書」を所持する人材、あるいは市レベル以上の科技部門に認定・評価された外国籍・香港籍・マカオ籍の高度人材。

c.国家の重大科学施設、国家・広東省・江門市の重点実験室、新型科学研究機構、企業の科学研究機構などに属し、科学研究に従事する人材。

d.大学、三級甲等病院（規模、技術、設備などの面で最高ランクに位置付けられた病院）で科学研究に従事する人材。

e.ハイテク企業、市レベル以上の創新創業大会で受賞した企業の管理部門、科学研究技術部門のメンバー。

f.国家、広東省が認定したその他の外国高度人材。

（2）緊急必要人材： 江門市の科学技術・イノベーション、重点発展産業、哲学や社会科学領域に従事し、職責に見合った専門能力を備えた技術中堅職、技能中堅職、中・高級管理職を指す。

今回の個人所得税の補助対象年度は2021年、2022年となる。申請は江門市恵企利民プラットフォーム（http://jht.jiangmen.gov.cn/）で行うことができる。同サービス内の「項目申報」で「江門市広東・香港・マカオグレーターベイエリア（粤港澳大湾区）個人所得税優遇策財政補助」で検索すると、受理条件や問い合わせ窓口、電話番号などの概要を確認できる。申請期間は1月22日（月）～3月15日（金）となっている。

（梁梓園）