双日とL&Tのコンソーシアム、インド高速鉄道の電気工事を受注

(インド、日本)

アーメダバード発

2024年01月22日

双日は1月16日、インド最大の建設会社・総合エンジニアリング会社のラーセン・アンド・トゥブロ(L&T)とコンソーシアムを組み、インド高速鉄道公社(NHSRC)が整備を進めるムンバイ~アーメダバード高速鉄道建設事業における電力パッケージ工事を受注したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。本鉄道は、マハーラーシュトラ州ムンバイとグジャラート州アーメダバード間の12駅を結び、全長508キロとなる。

受注対象は、ムンバイ~アーメダバード間の全線における14カ所の変電所建設、電車線、懸架(サスペンション)、駅舎や中央指令室への配電システムなど。2023年度内の着工を予定している。

この高速鉄道事業は日本が支援しており、国際協力機構(JICA)がインド政府に対して供与する円借款貸付契約の一部が、今回受注した工事に活用される。JICAが2023年12月21日にデリーで調印した円借款貸付契約(総額の上限4,153億100万円)には、高速鉄道建設事業(第5期)向けの4,000億円が盛り込まれていた。

双日は、2022年に高速鉄道事業で唯一の総合車両基地となる「サバルマティ総合車両基地建設工事」を受注しており、今回の受注工事はこれに続くもの(2022年12月28日記事、2023年8月7日付地域・分析レポート参照)で、アーメダバードには双日チームが駐在している。

(古川毅彦)

(インド、日本)

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