上海市で日本産酒類・菓子プロモーションイベントを開催

ジェトロは12月15～19日、中国の高級スーパーマーケット「Ole’上海環球港店」において、日本産食品と飲料のプロモーションイベントを開催した。ジェトロは日本産食品の輸出拡大を目的に、2023年12月から2024年3月にかけてOle’の華東地域10店舗で日本産食品（酒類、菓子）プロモーションイベント「J-Club Sake好酒好食」を開催予定で、今回はその第1回に当たる。

これまでジェトロとOle’は、主に日本産菓子、調味料、麺類、飲料などの販売拡大で連携を図ってきたが、2023年度は輸出の伸びが著しい日本酒などの酒類を重点的にPRしている。今回のイベントでは、中国の来場者に100種類以上の日本酒、焼酎、梅酒、菓子などの日本産食品や飲料の試飲、試食の提供やPRなどを行った。また、日本酒インポーターが日本酒や焼酎などの飲み方と作り方を紹介し、来場者の関心を集め、日本酒の購入に至ったケースも見られた。

来場者からは、「普段は白酒と紹興酒を飲むことが多いが、今回は初めて日本酒を飲んでおいしかった」「子どもは日本産菓子が大好きで、以前、上海市内の他のOle’店舗で買ったことがある。今回のイベントには新商品が出品されているため、買って食べてみたいと思った」「日本酒と焼酎を試飲したところ、焼酎の方がとてもおいしかった」との声が寄せられた。その一方で、「車を運転して来ているので、現場での試飲ができないため、持ち帰り用の小さいサンプルを用意してもらえばありがたい」「寒い日には温かい日本酒の試飲があれば、体に良いと感じる」といった声も聞かれた。

ジェトロでは、今後、日本産食品の輸出をさらに拡大していくため、プロモーションイベントを継続的に実施していく予定だ。

（王志燕）