11月の自動車生産台数は前年同月比14.1％減、4カ月連続のマイナス

タイ工業連盟（FTI）は12月20日、11月の自動車生産台数が前年同月比14.1％減の16万3,337台だったと発表した（添付資料表参照）。部門別では、乗用車が13.6％減の6万396台、ピックアップトラックなどの商用車が14.4％減の10万2,941台だった。自動車生産台数全体の57.2％を占める輸出向けは13.0％減の9万3,372台、国内販売向けは15.5％減の6万9,965台だった。

2023年1～11月累計の自動車生産台数は前年同期比1.0％減の170万8,042台だった。部門別では、乗用車が9.6％増の59万8,704台、ピックアップトラックなどの商用車が5.9％減の110万9,338台だった。輸出向けが4.8％増の99万7,678台、国内販売向けが8.1％減の71万364台となった。

11月の国内販売台数は、個人債務増加に伴う自動車ローンの審査厳格化により、前年同月比9.8％減の6万1,621台、1～11月累計では、前年同期比7.7％減の70万7,454台だった。

11月の完成車の輸出台数は前年同月比13.2％増の9万9,609台だった。完成車の輸出額は16.9％増の約656億バーツ（約2,690億円、1バーツ＝約4.1円）となった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は13.9％増の約893億バーツだった。

1～11月累計の輸出は、完成車の輸出台数が前年同期比15.6％増の102万7,234台、輸出額は18.8％増の約6,575億バーツだった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は10.2％増の約8,885億バーツだった。

（高谷浩一、チャナットパット・スクマ）