和牛のプロモーションイベント、ベルリンで開催

ドイツ・ベルリンで10月30日、日本畜産物輸出促進協会（J-LEC）主催による和牛のプロモーションイベントが、ベルリンで人気の高級ホテル「Soho House Berlin」で開催された。メディアやインフルエンサーなどが招かれ、ドイツにおけるミシュランの星付きレストランのシェフ20人が一堂に会した。それぞれのミシュランの星付きレストランにて和牛を使用したメニューを、2024年1月まで期間限定で提供する。

在ドイツ日本大使館の荒木要公使が「高級食材として多くの消費者に受け入れられてきている」と語ったように、ドイツでの和牛人気は高い。訪れた参加者に聞いたところ、「高所得層向けのミシュランの星付きレストランと、高級食材である和牛の親和性が高いので、新しい食べ方を示す面白い試みだと思う」とのコメントもあった。

それぞれのレストラン・シェフが独自の和牛の調理や提供方法を示しており、主催した日本畜産物輸出促進協会の川島俊郎専務理事は「和牛をより大きな商流に乗せるべく、現地系事業者と連携した新たな戦略が必要と考えている。今後もドイツに注目し、日本からの輸出量増加につなげていきたい」と述べた。

（佐藤由美子）