無印良品、インド初の大型店舗をムンバイにオープン

良品計画は11月1日、インド西部マハーラーシュトラ州ムンバイにインド最大規模の「MUJI（無印良品）」店舗をオープンした。ムンバイにはすでに2016年にインド1号店となる店舗を展開しており、ムンバイに2店舗、北部ノイダに1店舗の態勢となった。今回開業した新店舗は約1万2,000平方フィート（約1,115平方メートル）とインド初の大型店舗で、その他の店舗の約3倍の面積だ。

新店舗は、インド最大級の財閥であるリライアンスグループがムンバイ市中心部バンドラ・クルラ・コンプレックス（BKC）地区に同日にオープンした、ショッピングモール「ジオ・ワールド・プラザ」内に立地する。同モールには世界の有名高級ブランドが立ち並び、インド人富裕層をターゲットとしたラグジュアリーな空間が演出されている。

良品計画の海外事業部インド担当商品課長、中村夏樹氏は、広い空間を生かして狭い店舗では十分に伝えることのできていなかった無印良品の世界観をインドの消費者に伝えていきたい、と説明した。新店舗では、広い空間にテーブルやベッドといった家具も設置され、製品を見るだけでなく、それらに囲まれた生活シーンを想像することができる。また、店内では専用コーナーにて手帳にスタンプを押したり、専用ミシンで衣料品に刺繡（ししゅう）を施したりすることもでき、購入した製品をカスタマイズできることもアピールしている。

良品計画は2016年2月に、同社が51％、リライアンスグループ傘下のリライアンス・ブランズが49％出資するかたちで合弁会社の良品計画リライアンス・インディアを設立し、リライアンスグループと連携してインド市場の開拓を進めている。

（丸山春花）