米食品展示会「グッド・フード・マーカンタイル・サンフランシスコ」開催、日本企業4社とジェトロが出展

(米国)

サンフランシスコ発

2023年10月05日

米国の財団グッド・フード・ファウンデーション(以下、財団)は9月29日、食品の展示会「グッド・フード・マーカンタイル・サンフランシスコ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を開催した。同展には、地元のバイヤーを中心に300人以上が来場した。ジェトロは、「北米日本産食品サンプルショールーム」事業の一環として、同事業参加企業の商品を束ねてPR・試食を実施するブースを出展したほか、4社の個別出展をサポートした。

写真 グッド・フード・マーカンタイル・サンフランシスコにおける日本企業の様子(ジェトロ撮影)

グッド・フード・マーカンタイル・サンフランシスコにおける日本企業の様子(ジェトロ撮影)

同財団は、米国の食文化をより人間らしいものに改革するとともに、食品システムの担い手を育成することを目的に設立された。優れた食品を表彰する「アワード」や展示会を通じて販売機会を提供する「マーカンタイル」などの5つのプログラムを通じ、おいしく、責任ある食品を作る生産者や販売者を広く支援している。

同展は、健康志向・生産者重視の展示会だ。2015年にサンフランシスコで初めて開催された後、現在はポートランド、ニューヨーク、サンフランシスコで毎年開催されている。主な来場者はサンフランシスコをベースとしている高級スーパーマーケットやディストリビューター、高級雑貨店などで、同展は大規模な食品の展示会とは異なり、バイヤーとのコミュニケーションが密にできる特徴がある。

同展は半日のみの開催だったが、サンフランシスコのトレンドセッターともいえる高級スーパーマーケットや雑貨店のバイヤーが、日本の商品を紹介するブースに多く訪れた。ジェトロが個別出展を支援した日本企業からは、「サンフランシスコが地元のバイヤーの来場が多く、通常の展示会よりもしっかりとコミュニケーションができた点が良かった」というコメントが寄せられた。

(芦崎暢)

(米国)

ビジネス短信 5ed316ad3b35d605