ダッカ~成田間の直行便再開、6時間半で往来が可能

(バングラデシュ、日本)

ダッカ発

2023年09月04日

日本とバングラデシュ間の直行便(成田~ダッカ間)が9月1日に再開した(2023年8月14日記事参照)。再開に際し、首都ダッカの玄関口のハズラット・シャージャラール国際空港(HSIA)で直行便就航式典が開催された。2006年までビーマン・バングラデシュ航空(BBA)が運航していた直行便は、バンコクで途中降機(ストップオーバー)するかたちだったが、今回は初めてストップオーバーなしでの直行便運航となる。

式典であいさつしたBBAショフィウル・アジム代表取締役は「ダッカから日本まで6時間30分で行ける。今後、コードシェアなどの取り組みなどを進めていきたい」と述べた。岩間公典駐バングラデシュ大使は「17年ぶりの直行便の再開により、2国間関係のより一層の発展を期待する。直行便再開に加え、日本政府と国際協力機構(JICA)がHSIA第3ターミナルの拡張事業を実施しているが、これらによってさらなる経済・ビジネス、人的交流が促進されることを期待する」と話した。

ムハンマド・トファズル・フセイン・ミア首相府筆頭次官は「直行便の再開は、スムーズな乗客と商業輸送の双方にとって重要で、今後の2国間の外交・経済・文化・人的交流の促進を推し進めるだろう」とあいさつした。主賓のムハンマド・マハブブ・アリ国務相(民間航空・観光担当)は「2023年4月のハシナ首相の訪日時に直行便再開をアナウンスしたことに伴い、今回の直行便が再開した。今後、バングラデシュへの投資誘致に加え、観光推進への貢献も期待する」と述べた。

同直行便は今後、週3便で両国を往来する予定で、日本とバングラデシュ間の連携性の向上が大幅に改善される。

【運航スケジュール】

〇成田発ダッカ行き

  • 火曜日、木曜日、土曜日:午前11時00分発、午後3時00分着(BG377便)

〇ダッカ発成田行き

  • 月曜日、水曜日、金曜日:午後11時45分発、翌日午前9時15分着(BG376便)
写真 直行便就航式であいさつする岩間大使(ジェトロ撮影)

直行便就航式であいさつする岩間大使(ジェトロ撮影)

(安藤裕二)

(バングラデシュ、日本)

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