8月の自動車生産台数、前年同月比12.3％減、国内販売向けが落ち込む

タイ工業連盟（FTI）は9月21日、8月の自動車生産台数が前年同月比12.3％減の15万657台だったと発表した（添付資料表参照）。部門別では、乗用車が4.2％減の5万1,299台、ピックアップトラックなどの商用車が15.9％減9万9,358台だった。自動車生産台数全体の58.8％を占める輸出向けは1.1％増の8万8,661台、国内販売向けは26.2％減の6万1,996台だった。

2023年1～8月累計の自動車生産台数は前年同期比3.1％増の122万1,878台だった。部門別では、乗用車が18.9％増の42万2,928台、ピックアップトラックなどの商用車が3.6％減の79万8,950台だった。輸出向けが10.3％増の70万5,868台、国内販売向けが5.3％減の51万6,010台だった。

2023年8月の国内販売台数は、個人債務上昇に伴う自動車ローンの審査厳格化により、前年同月比11.7％減の6万234台だった。1～8月累計では、前年同期比6.2％減の52万4,784台となった。

8月の完成車の輸出台数は前年同月比19.4％増の8万7,555台だった。完成車の輸出額は22.0％増の約602億バーツ（約2,468億円、1バーツ＝約4.1円）だった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は15.1％増の約823億バーツだった。

1～8月累計の輸出は、完成車の輸出台数が前年同期比19.5％増の72万4,423台、輸出額は24.2％増の約4,570億バーツだった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は12.0％増の約6,179億バーツだった。

（高谷浩一、チャナットパット・スクマ）