タイ貢献党との連立が拡大、238議席に

タイ貢献党は8月9日、新政権の樹立に向けて、新たに設立する連立政権に加わる6つの政党を公表した。具体的には、プラチャチャート党、タイ自由党、プータイルアムパラン党、パランサンコムマイ党、トンティータイ党、国家開発・KLA（チャート・パタナ・クラ）党の6政党となる。また、政治的な分断が解消されることを望んでいるとし、新首相の選出と新政権の発足に向けて全ての政党と上院に支持を求めた。

記者会見では、タイ誇り党から昨今解禁された大麻利用に関する政策について、問われる場面があった。これに対して、タイ貢献党のチョンラナン・シーケーオ党首は「タイ誇り党の大麻に関する政策は有益であり、連立政党の中で対立することはないだろう」と答えた。同日、タイ貢献党は前進党とも会合を行った。報道によれば、前進党のピタ・リムジャラーンラット党首は、前進党がタイ貢献党の擁立する首相候補に投票するかどうかはまだ決めていないことを明らかにした（8月10日付ネーション紙）。

翌日の8月10日、タイ貢献党は、10議席を有するタイ国家開発（チャート・タイ・パタナ）党が連立に加わると公表した。現在、新連立政党の下院に占める議席数は238議席となっている。

（ピンラウィー・シリサップ、藤田豊）