ジェトロなどが工作機械分野のセミナー開催、将来的な市場拡大に高まる期待

ジェトロは7月20日、インド工作機械工業会（IMTMA）との共催で「インドビジネスセミナー（工作機械分野）」をオンラインで開催した。三菱電機インド（Mitsubishi Electric India）の竹田正哉ゼネラルマネジャーによる「日系企業から見たインド市場の現状と当地活動紹介」の講演に加え、2024年1月19～23日にカルナータカ州ベンガルールで開催される国際金属成形技術展「IMTEX Forming 2024」でのジャパンパビリオン出展説明も併せて行った。

セミナーで竹田氏は「モディ政権はメーク・イン・インディアをはじめ、さまざまな経済イニシアチブを打ち出し、投資促進のためのビジネス環境整備やインフラ整備を推し進めている」とインド政府の取り組みを紹介。「インドは依然として多くの社会課題を抱え、価格競争も激しい市場ではあるが、自動車や民生航空機､医療分野を中心に、国内の工作機械の需要は大きく拡大している」と、インド市場の魅力について語った。

IMTMAエグゼクティブダイレクターのグル・プラサツ氏は「IMTEX Forming 2024はアジア最大規模の金属成形技術展」と紹介。「4つの展示会場に合わせて3万5,000平方メートルのスペースを確保した。国外からも20カ国以上、合計650社以上の企業が出展する予定」と、開催規模の大きさを力強く語った。

ジェトロは、新型コロナウイルス禍以降では4年ぶりにジャパンパビリオンを設置する計画で、近く出展の募集開始を予定している。

（水谷俊博）