韓国銀行、4回連続で基準金利を3.50%に据え置き

(韓国)

ソウル発

2023年07月14日

韓国銀行(中央銀行)は7月13日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準(3.50%)に据え置くと発表した(2023年5月26日記事参照)。同行では、物価上昇率(注)が鈍化ししつつあるとはいえ、今後かなりの期間、目標水準を上回ると見込まれ、また、主要国の通貨政策、家計負債の流れなども見守る必要があるだけに、現行の基準金利を維持することが適切だと判断した。基準金利が3.50%に据え置かれるのは、2023年2月以降、4回連続。

今後について同行では、国内経済が次第に回復していく中、物価動向や経済成長の下折れリスク、金融リスク、今までの利上げの効果、主要国の通貨政策の変化などを綿密に点検しつつ、追加利上げの必要性を判断するとしている。

(注)6月の消費者物価2.7%(2023年7月6日記事参照)。

(橋爪直輝)

(韓国)

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