前進党のピタ党首が議員資格停止に、首相指名選挙への立候補認められず

タイ憲法裁判所は7月19日、メディア企業の株保有に関する提訴を受け、前進党の党首で、首相候補だったピタ・リムジャラーンラット党首に対し、暫定的に国会議員資格を停止する決定を下した。

タイ憲法裁判所の決定は、ピタ党首の首相候補としての資格に直接影響を与えるわけではない。しかし、同日行われた上下両院による投票により、ピタ党首の2回目の首相指名選挙への立候補を認めないことが決定された。395人が立候補に反対、312人が賛成、8人が棄権した（注）なお、このほかに、現地報道によれば33人が欠席したという。

次の首相指名投票は7月27日に開催される予定で、第2党のタイ貢献党から候補者が擁立される見通しだ。

（注）ピタ氏の議員資格停止、および他の議員の辞職1人により、上下両院の総議員数は748人に調整される（本来は750人）。

（ピンラウィー・シリサップ、藤田豊）