ジェトロ、キャンプイベントで日本産清酒・食品の親和性をPR

ジェトロは5月20～21日、Japan Mall事業の一環として、中国・浙江省湖州市の仙居・万石塢露営公園キャンプ場でキャンプ向け商品のPRイベントを実施した。本イベントはジェトロのほかxc、日本ブランドのキャンプ用品の輸入販売を行う和音風雅上海商貿と仙居・万石塢露営公園キャンプ場との共催で開催された。

出展企業は14社で、うち9社が日本企業の参加だ。イベントには、キャンプ愛好家やアウトドア関連で発信力のあるキーオピニオンリーダー（KOL）などインフルエンサー約200人を招待し、キャンプ用品のほか、日本酒や日本産の飲料、食品などを体験できるコーナーを設置した。

来場したインフルエンサーは、利き酒師による清酒講座や、パンケーキ作りの体験・試食会に参加し、自身のSNSアカウントでフォロワー向けに情報発信を行った。これは、キャンプなど中国で流行している分野について、インフルエンサーや消費者を対象に、親和性が高い日本産の酒類や食品をPRしていくジェトロの取り組みの1つだ。

出展した日本企業からは、「キャンプイベントを通じて新たな消費者層を開拓できた」「キャンプといえばパンケーキ、と習慣化付けたい」「当社の製品はさまざまなアウトドアイベントと組み合わせることができるので、次回も同じようなイベントに参加したい」など前向きな声が聞かれた。

リサーチ会社iiMedia Researchの報告によると、2021年の中国キャンプ市場規模は、前年比62.5％増の748億元（約1兆5,000億円、1元＝約20円）と急成長を続けている。

（曲馨格）