イラン統計センター、年間のインフレ率を45.8%と発表
(イラン)
テヘラン発
2023年05月16日
イラン統計センターは5月7日、イラン暦1401年(西暦2022年3月21日~2023年3月20日)の全国の消費財とサービスの年間のインフレ率(1401年第12月の前年同月比)を45.8%と発表した(5月7日イラン統計センター)。
イラン暦1400(2021年3月21日~2022年3月20日)の年間インフレ率は40.2%、イラン暦1399年(2020年3月20~2021年3月20日)は36.4%だった。
統計センターは同日、イラン暦1402年第1月(2023年3月21日~4月20日)の製品グループ別のインフレ率も発表した。それによると、総合インフレ率は前月比で3.7%だった。インフレ率が最も高かったのは「果物とドライフルーツ」で 15.3%、次いで「輸送」が8.6%だった(5月7日イラン統計センター)。
イラン協同組合・労働・社会福祉省は、インフレに伴い、イラン暦1402年の労働者の最低賃金を前年比27%の引き上げたと発表している(2023年4月21日記事参照)。
(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)
(イラン)
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