ドイツ減速機メーカーSEW－EURODRIVE、広東省に華南地域初の生産工場を建設

中国の広東省仏山市政府は5月6日、ギヤモーター・減速機のトップメーカーSEW-EURODRIVE（SEW-オイロドライブ）の孫会社である賽威工業減速機（仏山）が華南地域に生産工場を建設すると発表した。SEW-オイロドライブは、仏山市順徳区に位置する約240ムー（1ムー＝666.7平方メートル、16万平方メートル相当）の土地をプロジェクトの第1期用地として2億1,590万元（約41億円、1元＝約19円）で取得、2026年に完工・操業開始の予定。第2期用地を含めた工場全体の規模は392ムーで、累計投資額は100億元を超える見込み。

SEW-オイロドライブは1931年設立で、ドイツに本社を置き、世界52カ国に17の生産工場と85のドライブテクノロジーセンター・組立工場のネットワークを持つ（注）。

仏山市順徳区政府の5月7日付の発表によると、「SEW-オイロドライブは広州市に組立センターを構えているが、中国事業が急速に成長しており、加えて、華南地域には生産拠点がないため、広州市に隣接する仏山市に生産工場を建設し、中国の華南地域と東南アジア向けに製品を供給する計画だ」という。

（注）企業の公式ウェブサイトによると、2021年のグループ全体の売上高は36億ユーロだった。

（汪涵芷）