香港の現地小学校で、おむすびを用いた食育企画を実施

(香港)

香港発

2023年03月15日

香港でおむすび店「華御結(はなむすび)」を100店舗以上展開する百農社国際は、香港現地系の小学校「聖公会奉基千禧小学」「愛秩序湾官立小学」「仏教林金殿紀念小学」や香港輸出支援プラットフォーム(2022年9月30日記事参照)などと連携して、「御享午餐・結伴同行」(共にお昼を楽しむという意味で、おむすびの漢字である「御結」とかけている)食育企画を開始した。

同企画は、児童やその保護者などに食の安全に関心を持ってもらうとともに、持続可能なフードシステムや日本の良質なコメ作りの環境とプロセスなどについても知ってもらうことを目指している。

2月25日には、キックオフセレモニーが連携校の1つである聖公会奉基千禧小学で行われ、学校関係者ら200人以上が集まった。同セレモニーでは、食育計画の授業やワークショップを経験した3校の児童たちから飢餓問題への取り組みやコメ作りの重要性などについてプレゼンが行われた。セレモニーの最後には、日本のコメ生産地の動画が上映されたほか、華御結のおむすびも配布されるなど盛り上がりをみせた。

百農社国際の西田宗生社長は「中長期的な視点からも子供たちへの食育は非常に重要で、今後も積極的に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

ジェトロは、食育などの取り組みにより、引き続き中長期的な日本産食品の市場拡大を図っていく予定。

写真 キックオフセレモニーに集まった学校関係者などの様子(百農社国際提供)

キックオフセレモニーに集まった学校関係者などの様子(百農社国際提供)

写真 キックオフセレモニーで発表する児童の様子(百農社国際提供)

キックオフセレモニーで発表する児童の様子(百農社国際提供)

写真 ワークショップを行う児童の様子(百農社国際提供)

ワークショップを行う児童の様子(百農社国際提供)

(山崎裕介)

(香港)

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