現代がEV新車種「アイオニック5」の販売予約開始

現代・モーター・インディア（HMI）は1月中旬、電気自動車（EV）の「アイオニック（IONIQ）5」を500台限定で、449万5,000ルピー（約719万2,000円、1ルピー＝約1.6円）で発売する予定と発表した。インドにおけるEVでは、同社が2019年から「コナ（KONA）」を販売しており、アイオニック5は2車種目となる。

HMIのホームページによると、主な性能は以下のとおり。

• 1回のフル充電で631キロの走行が可能
• 7.6秒で時速100キロまで加速が可能
• 350キロワット直流充電器により、10％から80％まで18分で充電可能
• 最大出力は160キロワット(217馬力)

同モデルは、系列の起亜・インディアが発売している類似モデルの「EV6」より160万ルピー安い。現地報道によると、EV6が完全輸入車（CBU）なのに対し、アイオニック5はノックダウン生産（CKD）であることから、この価格差が生じているとされている。インドで売れ筋EVのタタ・モーターズの「ネクソン（NEXON）」は144.9万ルピー、MG・モーター・インディアの「ZS」は229.8万ルピーから販売されている。アイオニック5、EV6ともに高級EVに分類されそうだ。

HMIはチェンナイ近郊のイルンガトゥコッタイに生産拠点を有しており、今回のアイオニック5もそこで生産される見込みだ。

（浜崎翔太）