日本などからインド入国時のPCR検査などが再度義務化
(インド、日本)
ニューデリー発
2023年01月10日
インド保健・家庭福祉省(MoHFW)は1月1日から、日本を含む特定国・地域からのインド入国に際し、新型コロナウイルスの渡航前PCR検査の陰性証明書取得や事前のオンライン申告を再度義務化した。今回対象となったのは日本、中国、香港、韓国、シンガポール、タイの計6カ国・地域だ。
対象国・地域からインドへの入国に際しては、出発時刻72時間以内にPCR検査を受検し、事前に「Air Suvidha」ポータルページ(デリー空港HP)に陰性証明書を提出する必要がある。これまでの措置(2022年8月15日記事参照)では、インド政府が指定する国・地域からの入国の場合は、新型コロナワクチン接種完了証明書があれば、PCR検査の陰性証明書の提示は不要だったが、今回は同様の措置は設けていない。
インドは2022年2月以降、制限措置を段階的に緩和し、11月には入国者に求めてきた出発前のPCR検査やワクチン接種などの要件を撤廃したが(2022年11月24日記事参照)、特定国・地域での新型コロナウイルス感染の再拡大を踏まえ、12月24日から無作為に抽出した2%の国際線搭乗者に対するインド到着時のPCR検査の再開(2022年12月27日記事参照)、1月1日からの今回の措置と、足元で新型コロナウイルスに係る入国規制は再度厳しくなっている。
なお、12歳未満の渡航者は、出発前のPCR検査の陰性証明書の提出や到着時の無作為抽出によるPCR検査はともに免除となっている。
詳細はインド国際線到着に関するガイドライン(12月29日時点)を確認のこと。
(高際晃平)
(インド、日本)
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