12月の消費者物価、前年同月比5.0%上昇

(韓国)

ソウル発

2023年01月05日

韓国企画財政部は12月30日、同月の消費者物価指数が前年同月比で5.0%上昇し、農産品や石油類を除いたコア物価指数は4.8%上昇したと発表した(添付資料表1参照)。

品目別にみると、農水産品は11月以降の物価の安定が続いた(前年同月比で11月:0.3%、12月:0.3%)。石油類は、国際原油価格は下落しているものの、油類税の引き下げが2021年12月から石油類価格に本格的に反映されたことによる反動もあり、前年同月比で小幅に上昇した(前年同月比で11月:5.6%、12月:6.8%)。個人サービスは、外食および外食を除く一部品目が価格不安定要因となり、個人サービス価格の上昇が継続した(前年同月比で11月:6.2%、12月:6.0%)(添付資料表2参照)。

同部では2022年通年の消費者物価も発表した。ロシアによるウクライナ侵攻などにより、エネルギーや原材料価格の不安とサプライチェーンの混乱などが表面化し、世界的に物価上昇率が大きく拡大し、韓国も前年比5.1%上昇した。

(当間正明)

(韓国)

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