米国、ゴマのアレルゲン表示義務が2023年1月から開始
(米国)
シカゴ発
2022年12月22日
米国食品医薬品局(FDA)は12月15日、含有食品に対するラベル表示などを義務づける主要アレルゲンにゴマを追加することをあらためて周知した。現在、表示義務のある主要アレルゲンには、牛乳、卵、魚、甲殻類、木の実、ピーナツ、小麦、大豆の8つを指定しているが、2023年1月1日からはゴマが9番目としてラベルの原材料リストに明示する義務が発生することとなる。主要アレルゲンへのゴマの追加は、2021年に決定されていた(2021年4月28日、2022年4月19日記事参照)。
なお、FDAは、2023年1月1日以前に既に州をまたいで取引されている食品は、ゴマのアレルゲン表示がないことを理由として棚から撤去したり、ラベルを変更したりする必要はないとしている。よって、2023年1月1日以降も、保存期間によっては、ゴマのアレルゲン表示がない食品が出回る可能性があるため、食品にゴマが含まれているかどうか不明な場合は、製造者に確認する必要があると消費者に対して注意喚起している。
(冨樫達也)
(米国)
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