政府が屋内でのマスク着用義務を緩和

(フィリピン)

マニラ発

2022年11月07日

フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は10月28日付で、屋内外でのマスクの着用を任意とする大統領令第7号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発出し、即日発効した。これまでフィリピンでは、十分な換気を確保でき、混雑していない屋外でのマスク着用を任意としていたが(2022年9月20日記事参照)、今回新たに屋内でのマスク着用も任意とし、新型コロナウイルス対策をさらに緩和した。

ただし、以下の環境では、引き続きマスク着用を求めている。

  • 医療機関:クリニック、病院、検査機関、介護施設など
  • 医療輸送車両:救急車など
  • 公共交通機関:陸運・海運・空運のいずれも対象

また、高齢者や併存疾患を有する者、免疫不全者、妊婦や新型コロナワクチン接種を完了していない者に対しては、マスク着用を引き続き推奨している。

(吉田暁彦、サントス・ガブリエル)

(フィリピン)

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