九州と沖縄の焼酎・泡盛、香港のバーテンダーらをターゲットにPR

(香港、日本)

香港発

2022年11月11日

香港日本産食品等輸入拡大協議会の「焼酎・泡盛分科会」(2022年7月15日記事参照、注)は111日、在香港日本総領事館との共催で、日本総領事公邸で焼酎と泡盛のPRイベントを開催した。

香港で焼酎や泡盛の普及に取り組んでいるバーテンダーやソムリエ、シェフ、飲食店関係者らが参加した。なお、開催日の111日は日本酒造組合中央会が制定した「本格焼酎・泡盛の日」。

岡田健一総領事や日本酒造組合中央会の宇都宮仁理事(ビデオ出演)のあいさつの後、参加者を対象とした焼酎や泡盛に関する講義が試飲も伴って進められた。焼酎については、日本の蒸留酒を多く取り扱う香港のバー「Mizunara」を運営するソーシャル・アンリミテッド・リミテッドの創業者ディレクターのチャンドラカント・モハンティ氏が講演した。泡盛は、沖縄をイメージした香港のバー「AwaAwa」を共同設立したマテオ・チェラボロ氏が講演を行った。

講演後は「Mizunara」のチーフバーテンダーの遠藤雅彦氏による焼酎や泡盛をベースにしたカクテルの実演もあり、総領事公邸に集まったバーテンダーらは九州・沖縄の食材を使った料理とともに、各種カクテルを楽しんだ。

分科会の代表代行を務める熊本県香港事務所の宮原智彦共同代表は「参加したバーテンダーらからは『非常に面白い味に出会えた』『(自社の店舗でも)使ってみたい』といった前向きな声が聞かれた」と述べ、「今後はしっかりとフォローアップを行っていきたい」と意気込みを語った。

香港輸出支援プラットフォーム(2022年9月30日記事参照)は日本の各都道府県の取り組みも支援しており、複数の県との広域的な連携も推進していく。

写真 公邸に集まった九州と沖縄の焼酎と泡盛(焼酎・泡盛分科会提供)

公邸に集まった九州と沖縄の焼酎と泡盛(焼酎・泡盛分科会提供)

写真 焼酎に関する講義の様子(焼酎・泡盛分科会提供)

焼酎に関する講義の様子(焼酎・泡盛分科会提供)

写真 焼酎・泡盛ベースのカクテル実演(焼酎・泡盛分科会提供)

焼酎・泡盛ベースのカクテル実演(焼酎・泡盛分科会提供)

(注)同分科会には、20226月設立時の構成メンバーの熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県に加え、20228月に福岡県も加入した。

(山崎裕介)

(香港、日本)

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