広州市が1万6,000人超の「濃厚接触者の濃厚接触者」の自宅隔離を解除、新たな防疫措置に対応

(中国)

広州発

2022年11月17日

中国・広州市衛生健康委員会は11月12日の記者会見において、国家衛生健康委員会が11日に発表した「新型コロナウイルス感染拡大の予防抑制措置をよりいっそう合理化し、科学的で精密な防疫を徹底する通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(以下、通知)を積極的に推進するとの方針を明らかにした(2022年11月15日記事参照)。通知において、濃厚接触者や入境者の管理が「7日間の集中隔離+3日間の自宅健康観察」から「5日間の集中隔離+3日間の自宅隔離」に調整されたことを踏まえ、同市は、調整後の集中隔離期間(5日間)を終えPCR検査結果が陰性だった5,094人の濃厚接触者と7,252人の入境者に対し、12日までに集中隔離を解除。3日間の自宅隔離(通院など緊急を要する場合を除き外出禁止)へと移行した。また同時に、1万6,527人の「濃厚接触者の濃厚接触者」に対する自宅隔離を解除した。

同市疾病予防コントロールセンターの報道官は通知について、「市全体の防疫にとって非常に有益であり、防疫資源の最適化につながる」と言及。「濃厚接触者の濃厚接触者」の判定を行わないことや、濃厚接触者の隔離期間を短縮(これまでの7日間から5日間に調整)したことなどにより、(防疫に携わる職員が)感染症例調査に集中して、より迅速なリスクの把握につながるとした。

なお、広州市の発表によると、11月15日の新規感染者数は6,296人(無症状感染者6,138人を含む、国内症例のみ)だった。

(梁梓園)

(中国)

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