10月の消費者物価、前年同月比5.7％上昇

韓国企画財政部は11月2日、10月の消費者物価指数が前年同月比で5.7％上昇し、農産物や石油類を除いたコア物価指数は同4.8％上昇したと発表した（添付資料表1参照）。

品目別に消費者物価指数をみると、農水産物は野菜類の需給が改善、畜産物は出荷頭数が増加し、農畜水産物全体の上昇幅が縮小した（前年同月比で9月：6.2％、10月：5.2％、添付資料表2参照）。石油類は、OPECプラスでの減産決定後も原油価格は全般的に安定し、上昇幅が縮小した（9月：16.6％、10月：10.7％）。電気・水道・ガスは、10月の電気・ガスの値上げが反映され、上昇幅が拡大した（9月：14.6％、10月23.1％）。個人サービスは、レジャーや外食需要の回復などに伴う値上げ圧力が続き、前月と同じ上昇率となった（9月：6.4％、10月6.4％）。

（当間正明）