零細・中小企業によるクーリエ便による輸入条件を緩和

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2022年11月30日

アルゼンチン政府は1116日、公共歳入連邦管理庁(AFIP)一般決議5288/2022外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公布し、零細・中小企業のクーリエによる原材料の輸入条件を緩和し、クーリエ1便につきFOB3,000ドルまでの輸入を認めた。

対象となる零細・中小企業は法律24,467号(中小企業法)が定める零細・中小企業登録制度に登録された企業。これらの企業がクーリエを用いて生産活動に必要な資材を輸入する場合に適用できる。クーリエ1便当たりの貨物の価額はFOB3,000ドル以下、重量50キロ以下、年間5回まで輸入することができる。

9月以降、非商業目的で法人、個人がクーリエを用いて輸入する場合はクーリエ1便当たりの貨物の価額はFOB1,000ドル以下となっていた(2022年9月26日付記事参照)。今回の輸入条件緩和は、アルゼンチン中小企業協会(IPA)が10月に政府に申し入れを行った結果、導入された。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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