米デンバリーとCHW、水素・アンモニア製造施設のCCS事業で合意

(米国)

ヒューストン発

2022年11月02日

二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)や回収・有効利用・貯留(CCUS)事業を手掛ける米国のデンバリー(本社:テキサス州プレイノ)は10月31日、米国の水素・アンモニアプロジェクト開発会社のクリーン・ハイドロジェン・ワークス(CHW)と、CHWが建設予定の水素・アンモニア製造施設から回収したCO2を輸送・貯留することで合意したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

水素・アンモニア製造施設は、ルイジアナ州アセンション郡のミシシッピ川西岸に位置する1,700エーカー(約6.9平方キロ)の土地に建設予定で、製造は2027年から開始予定だとしている。

デンバリーは今回の合意により、CHWの水素・アンモニア製造施設から回収された全てのCO2を輸送・貯留する独占的な権利を、操業開始後12年間有するとしている。回収されるCO2量は、年間約1,200万トンになるという。CO2は、デンバリーのCO2パイプラインに近接した貯留サイトに、恒久的かつ安全に地下貯留される予定だ。

デンバリーのクリス・ケンドール社長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれは、CHWおよびルイジアナ州とともに、世界が必要とするエネルギーを持続的に供給するという当社の使命に沿った重要なクリーンエネルギー・プロジェクトに取り組むことができ、大変うれしく思っている。当社のメキシコ湾岸にある既存のCO2パイプラインは、米国最大規模のCO2輸送ネットワークであり、この大規模プロジェクトでのCO2を処理し、回収したCO2を安全に輸送して地下貯留するために最適な位置にある」と述べた。

デンバリーはルイジアナ州を中心にCCS事業を展開しており、7月にルイジアナ州の土地所有者と、CCSサイトとして約1万8,000エーカーの土地のリース契約締結を発表した(2022年7月26日記事参照)。10月には、米国レイクチャールズ・メタノールのルイジアナ州内に建設を予定するブルーメタノール製造施設に対してCCSサービスを20年間提供する契約締結を発表した(2022年10月31日記事参照)。

(沖本憲司)

(米国)

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