米ボストンで北海道発ライフサイエンス関連スタートアップ6社がピッチを実施

(米国、日本)

ニューヨーク発

2022年10月07日

ジェトロは北海道大学、札幌市とともに92729日、米国・ボストンで「北海道ライフサイエンス・ショーケース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を実施した。本事業では、ボストンの起業支援機関であるケンブリッジ・イノベーション・センター(Cambridge Innovation Center:CIC)やバイオラボス(BioLabs)と連携し、道内のライフサイエンス分野のスタートアップ6社(注)に対しベンチャーキャピタル(以下、VC)などへのピッチ(売り込み)や現地関係者とのネットワーキングの機会を提供した。ボストンには起業支援機関や学術・研究機関、大企業などが集積しており、20226月に発表された世界のスタートアップ・エコシステム・ランキングでは、ボストンは北京を抜き、4位にランクインしている。

ピッチ前日には、CICでメンターを務める寒原裕登氏、シュレバック啓子氏が講師を務め、「ボストンバイオテック産業の最新トレンド」「英語ピッチの心構え」と題するワークショップを実施した。「米国で資金調達をするにあたり何が効果的か」との参加者からの質問に対し、寒原氏は「(1)現地の人に響くピッチをすること、(2)エコシステム内のネットワークに入り込むこと」を強調した。シュレバック氏は「米国でのピッチにおいては、問題と解決策(自社製品やサービス)にフォーカスし、事実の羅列ではなく感情に訴えながら説明をすることで、聞き手の関心を引き出すのが鍵」と説明した。併せて、希望者にはジェトロのグローバル・アクセラレーション・ハブの個別メンタリングも実施し、ピッチ資料の磨き上げを行った。

写真 寒原氏ワークショップの様子(ジェトロ撮影)

寒原氏ワークショップの様子(ジェトロ撮影)

写真 シュレバック氏ワークショップの様子(ジェトロ撮影)

シュレバック氏ワークショップの様子(ジェトロ撮影)

BioLabsと実施したピッチセッションでは、創薬支援プラットフォームやがんを可視化するナビゲーションドラッグなど、各社が誇る技術や今後の事業計画などが紹介された。ピッチを聞いたVCやライフサイエンス業界の審査員からは「技術は評価するものの、ビジネスモデルをもう少し具体的に説明する必要がある」「タイムラインや競合に対する強みを明確に示せるとよい」などのフィードバックがあった。CICでのピッチ・ネットワークイベントには約300人が参加し、VCや大手製薬企業など関係者から「素晴らしい技術を知ることができた」「連携の可能性を探りたい」といった声が聞かれ、北海道の参加者からは「実際に現地に来ることで人脈を広げられた」「(今回のプログラムを通じて)有益なアドバイスをもらった、今後につなげたい」とのコメントが聞かれた。参加した北海道発スタートアップ6社の概要は、下記サイトから閲覧可能だ。

Hokkaido Life Science Showcase - Venture Café Cambridge (venturecafecambridge.org)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

写真 BioLabsでのピッチの様子(ジェトロ撮影)

BioLabsでのピッチの様子(ジェトロ撮影)

写真 CICでのピッチの様子(ジェトロ撮影)

CICでのピッチの様子(ジェトロ撮影)

(注)参加企業・参加者(五十音順):AMS企画、五稜化薬、佐藤悠介氏(北海道大学)、FlyWorks(創業前)、ライラックファーマ、RAINBOW

(岩渕華奈)

(米国、日本)

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