COP27期間中のグリーン・イニシアチブサミットやフォーラム開催を発表

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は10月20日、11月6～18日の日程でエジプトのシャルム・エル・シェイクにおいて開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議（COP27）に合わせ、11月7日に第2回中東グリーン・イニシアチブ（Saudi ＆ Middle East Green Initiatives：MGI）サミット、同月11～12日にサウジ・グリーン・イニシアチブ（Saudi Green Initiative：SGI）フォーラムを同地で開催することを発表した〔10月20日付サウジアラビア国営通信（SPA）〕。

MGIサミットでは、各国首脳や政府関係者、政策立案者が参加し、中東・北アフリカ地域が直面する気候変動や各地域への優先課題について議論を行う。SGIフォーラムでは、アブドゥルアジーズ・ビン・サルマン・エネルギー相、リーマ・ビント・バンダル・アル＝サウード・駐米サウジアラビア大使、アデル・ビン・アフマド・アル＝ジュベイル・外相（サウジアラビア気候特使）が登壇するほか、気候専門家やオピニオンリーダーなどを招いて、サウジアラビアが2021年に発表（2021年10月25日記事参照）した気候変動目標の達成に向け、過去1年間に実施された政策や今後のロードマップなどについて議論を行うとしている。

（林憲忠）