2022年1～7月のBEV登録台数は前年同期比2.9倍の8,784台

タイ工業連盟（FTI）は8月25日、2022年7月の電気自動車（EV）の新規登録台数を発表した。バッテリー電気自動車（BEV）の新規登録台数は、前年同月比4.3倍の1,459台となり、内訳は乗用車およびピックアップが5.1倍の577台、二輪車が3.9倍の857台などだった。ハイブリッド電気自動車（HEV）が2.4倍の4,547台（乗用車・ピックアップが4,496台、二輪車が51台）、プラグインハイブリッド電気自動車（PHEV）が2.5倍の775台となった（乗用車・ピックアップのみ）。

2022年1～7月のEVの累計新規登録台数は、BEVが前年同期比2.9倍の8,784台となった。内訳は、乗用車およびピックアップが3.5倍の3,618台、二輪車が2.5倍の4,963台などだった。HEVは60.9％増の3万7,265台で、内訳は乗用車およびピックアップが68.7％増の3万7,023台、二輪車が80.1％減の242台となった。PHEVは63.0％増の6,722台だった（乗用車・ピックアップのみ）。

2022年7月末のEV累積登録台数は、前年同月末に比べて31.8％増の29万1,298台となった。内訳は、BEVが2.3倍の2万87台となり、うち乗用車およびピックアップが7,747台、二輪車が1万1,637台といずれも2.3倍に増加した。また、HEVは26.7％増の23万3,369台、PHEVは34.1％増の3万7,842台だった。

タイ電気自動車協会（EVAT）の公表データに基づき、企業の関心が高い乗用車およびピックアップに限定してジェトロが計算したところ、2022年1～7月におけるEVの新規登録台数は前年同期比75.0％増の4万7,362台となった。BEVが3.5倍の3,617台、HEVが68.9％増の3万7,023台、PHEVが63.0％増の6,722台となっている。

（高谷浩一、ナパッサワン・ブンサンサーム）