大手地場銀行プライム・バンク、ジャパンデスク開設

バングラデシュの大手地場銀行Prime Bank（プライム・バンク）は9月26日、進出日系企業や今後進出を検討する日系企業、ODAプロジェクトなどに参画する企業への支援強化のための専用窓口となる「ジャパンデスク」を開設し、ウェスティン・ダッカ・ホテルでオープニングセレモニーを開催した。進出日系企業などの駐在員約60人が参加し、日系企業の期待の高さがうかがわれた。

同セレモニーで、伊藤直樹駐バングラデシュ大使は、同ジャパンデスクの開設がバングラデシュのビジネス環境の改善につながることや、2022年12月に稼働開始が予定されているバングラデシュ経済特区（BSEZ、2022年3月28日記事参照）との連携により、日系企業による新たな投資の呼び水となることへの期待などを述べた。

ジャパンデスクの責任者で、チーム長の同行上級副社長のマハブブ・ムルサリン氏はジェトロのインタビューに対し、「ジャパンデスクの特長は大きく3点ある。まず、日本語対応可能なスタッフを数名配置することで、日系企業とのコミュニケーションを一層円滑にする。また今後、バングラデシュ経済特区（BSEZ）や、ミルショライ経済特区（2019年11月13日記事参照）にもデスクを設置する計画だ。さらに、当行は三菱UFJ銀行と提携しており、貿易取引や融資の信用保証などで引き続き緊密に連携していく」と話した。既に進出している日系企業に加え、新規進出を検討している日系企業による活用を通じて、進出の際の糸口の1つとなることが期待される。同デスクの連絡先は以下のとおり。

（1）チーム長：マハブブ・ムルサリン氏（英語対応）

Eメール：Mahbub.mursalin@primebank.com.bd

電話：＋880－1819－239－341

（2）担当：ハシン・ハスナイン氏（日本語対応可）

Eメール：haseen.hasnain@primebank.com.bd

電話：＋880－1798－943－790

（薄木裕也、山田和則）