8月の消費者物価上昇率は前年同月比7.86％

タイ商務省が9月5日に発表した2022年8月の消費者物価指数（CPI）上昇率は、前年同月比で7.86％だった。エネルギー製品、食品・非アルコール飲料の値上がりに加え、前年の物価が低かったことによる反動もあり、前月（7.61％上昇）から伸びが拡大した。4カ月連続で約14年ぶりの高水準を記録した。

品目別の上昇率では、食品・非アルコール飲料（9.35％）、コメ・小麦・穀物製品（0.29％）、総菜（8.73％）、外食（8.50％）、医療費（1.06％）、通信費（マイナス0.08％）、生鮮食品（10.32％）、エネルギー（30.50％）、電気・燃料・水道（43.89％）、公共運賃（5.09％）、車両燃料（12.04％）など。

一部品目でマイナスがみられるが、ほぼ軒並み上昇しており、振れ幅の大きいエネルギーと生鮮食品を除くコア指数は3.15％上昇と、前月（2.99％上昇）から伸びが加速した。

（藤田豊）