上半期のBEV登録台数は前年同期比2.7倍

タイ工業連盟（FTI）は7月25日、2022年6月の電気自動車（EV）の新規登録台数を発表した。バッテリー電気自動車（BEV）の新規登録台数は、前年同月比3.3倍の1,623台となり、内訳は乗用車およびピックアップが52.0％増の877台、二輪車が77.0％増の725台などだった。ハイブリッド電気自動車（HEV）が98.9％増の5,625台（乗用車・ピックアップが5,581台、二輪車が44台）、プラグインハイブリッド電気自動車（PHEV）が50.0％増の1,085台となった（乗用車・ピックアップのみ）。

2022年1～6月のEVの累計新規登録台数は、BEVが前年同期比2.7倍の7,325台となった。内訳は、乗用車およびピックアップが91.0％増の3,041台、二輪車が32.0％増の4,106台などだった。HEVは53.7％増の3万2,718台で、内訳は乗用車およびピックアップが58.0％増の3万2,527台、二輪車が43.0％減の191台となった。PHEVは55.9％増の5,947台だった（乗用車・ピックアップのみ）。

2022年6月末のEV累積登録台数は、前年同月末に比べて30.3％増の28万4,613台となった。内訳は、BEVが2.3倍の1万8,644台となり、うち乗用車およびピックアップが7,173台、二輪車が1万791台といずれも2.3倍に増加した。また、HEVは25.6％増の22万8,894台、PHEVは32.8％増の3万7,075台だった。

タイ電気自動車協会（EVAT）の公表データに基づき、企業の関心が高い乗用車およびピックアップに限定してジェトロが計算したところ、2022年1～6月におけるEVの新規登録台数は前年同期比67.2％増の4万1,516台となった。BEVが2.4倍の3,042台、HEVが61.8％増の3万2,527台、PHEVが67.2％増の5,947台となっている。

（高谷浩一、ナパッサワン・ブンサンサーム）