海外渡航者が増加、大型イベント再開で回復加速へ

(シンガポール)

シンガポール発

2022年08月18日

シンガポール移民局(ICA)の最新統計によると、海外へ渡航したシンガポールの在住者は6月に476,079人と、新型コロナウイルス流行前の20196月(1048,217人)の半数弱にまで回復した。また、シンガポール観光庁(STB)によると、シンガポールを訪れた外国人来訪者は6月に543,732人と、前月比29.9%増加した(添付資料図参照)。新型コロナウイルスの水際対策が緩和されるとともに、国内外への渡航者が増加傾向にある。同国では今後、大型国際イベントや展示会の再開が予定されており、海外からの来訪者回復の勢いが一段と加速すると期待されている。

同国では202241日から、新型コロナウイルスのワクチン接種完了者であれば入国時の隔離義務を原則として撤廃した。また、同月26日からはワクチン接種完了者を対象に入国前の検査義務も撤廃し、水際対策を一段と緩和している(2022年4月26日記事参照)。

国内最大の国際展示・会議場のシンガポール・エキスポで81214日、旅行博「シンガポール旅行代理店協会(NATAS)トラベルフェア」が約3年ぶりに開催された。同フェアには日本政府観光局(JNTO)のほか、JTBや地場の旅行会社など40以上の企業・団体が出展した。地元テレビ局チャネル・ニューズ・アジア(CNA)が814日に伝えたところによると、同フェアの入場者は3日間で累計6万人以上だった。2022年の入場者数は2019年と比べると約半数だったが、フェアでの旅行商品の売り上げが2019年とほぼ同水準に達したという。

写真 2年ぶりに開催された旅行博のNATASトラベルフェア(8月12日、ジェトロ撮影)

2年ぶりに開催された旅行博のNATASトラベルフェア(8月12日、ジェトロ撮影)

フード・ホテル・アジア(FHA)やF1自動車レースなど大型展示会やイベントが続々復活

さらに、同国では426日からイベントに関する感染防止対策が緩和されたことを受け()、国際展示会や会議、大型イベントが続々と再開している。例えば、アジア最大級の食品・ホスピタリティーの国際展示会「フード・ホテル・アジア(FHA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」が958日に、2年以上ぶりに開催される。医療関連の大型展示会・会議「メディカル・フェア・アジア外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」も831日~92日に開催予定だ。このほか、夜間の公道自動車レース「フォーミュラー・ワン(F1)シンガポール・グランプリ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が930日~102日、2年ぶりに開催される。

(注)新型コロナウイルスの政府タスクフォースは2022426日から、500人以下のイベントについてワクチン接種の義務を撤廃。また、それまで1,000人以上の大型イベントについて、施設収納能力の75%としていた上限も撤廃した。イベント開催に関する感染予防対策の最新情報はSTBウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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