新型コロナワクチン接種の未完了者にも検査や隔離を撤廃、8月から適用
(マレーシア)
クアラルンプール発
2022年08月03日
マレーシア保健省は8月2日、新型コロナウイルス感染症に関わる入国規制について、ワクチン未接種あるいは未完了の成人に対しても緩和すると追加発表した。この発表に先立って保健省は、政府の新型コロナ対策アプリ「MySejahtera」(マイセジャテラ)上で発行するトラベラーズカードを外国人も含め全面廃止すると通知していた(2022年8月1日記事参照)。
5月以降に適用していた規制では、新型コロナワクチンを少なくとも2回接種していない18歳以上の成人に対して、渡航前のPCR検査や、到着後24時間以内の迅速抗原検査、入国後5日間の強制隔離を課していた(2022年4月28日記事参照)。これらが全てトラベラーズカードとともに、8月1日以降は撤廃している。つまり、ワクチン接種のステータスにかかわらず、マレーシアへの入国手続きは原則として不要となった。
他方で、政府観光局は、マイセジャテラのインストール、ワクチン接種を完了している場合には、同アプリ内への接種証明書の取り込みも引き続き行うよう注意喚起している(マレーシア政府観光局)。大型の商業施設やホテルなどへの入店時には、今でもアプリの提示を求められるケースがある。
(吾郷伊都子)
(マレーシア)
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