5月から入国手続きをさらに緩和、新型コロナ前の運用にほぼ回帰

(マレーシア)

クアラルンプール発

2022年04月28日

マレーシアのカイリー・ジャマルディン保健相は4月27日、マレーシアに入国する際の規制を5月1日からさらに緩和すると発表した。新型コロナウイルスのワクチン接種を完了している場合(注1)、出国前2日以内のPCR検査と、入国後24時間以内の迅速抗原検査を撤廃する(添付資料参照)。4月1日以降免除していた入国時隔離に加え、入国前後の一切の検査や、海外旅行保険の加入も不要となる(2022年4月27日記事参照)。政府の新型コロナ対策アプリ「MySejahtera(マイセジャテラ)」を通じた健康状態の申告やトラベラーズカードは引き続き全ての旅行者に求めるものの、ワクチン接種完了を前提に渡航手続きは新型コロナ前の状態にほぼ戻ることとなる。

国内での行動制限も大幅緩和、室内ではマスク着用を

同じ27日付で保健相は、標準作業手順書(SOP)についても複数の項目で緩和を発表した。5月1日から適用する新基準は以下のとおり(保健省フェイスブック)。

  1. マスク:公共交通機関やオフィス、商業施設など室内では引き続き着用を義務付け。屋外では任意とするものの、混雑した場所では着用を推奨。マレーシアでは2020年8月以降、屋内外を問わずマスク着用を義務付け、違反した場合は罰金を科していた。
  2. ソーシャルディスタンス:確保の義務を撤廃。ただし、マスクを着用していない場合は引き続き、適切な距離を保つことを推奨。
  3. マイセジャテラによる施設入場時のQRコード読み取りを廃止。「感染リスク高」と判断された者と自宅監視命令(HSO)を受けた者以外は、ワクチン接種の有無にかかわらず、施設に入ることができる。ただし、施設管理者は引き続き、マイセジャテラ上のステータスを確認し、上記対象者に対しては入場を拒否すること。
  4. 操業規制:5月15日以降、ナイトクラブも含め全ての業種で操業が可能に。
  5. 陽性者への対応:7日間の自宅隔離に服すこと。ただし、隔離4日目に専門家による迅速抗原検査で陰性ならば、隔離は解除。

マレーシアは2022年4月にエンデミック(一定の周期で繰り返される流行)への移行期間に入っていた。約1カ月が経過し、さらなる規制緩和を推進する。これに伴い、2年以上継続してきた毎日の感染状況の発表も廃止し、4月28日を最後に週ごとの発表に切り替える(注2)。

(注1)ワクチンの種類ごとの接種ステータスの考え方は、マイセーフトラベル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(注2)現在、感染者数や病床使用率といった新型コロナ関連データは、保健省の新型コロナ特設サイト「コビットナウ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で毎日更新されている。

(吾郷伊都子)

(マレーシア)

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