第2四半期GDP成長率、前年同期比7.72%

(ベトナム)

ハノイ発

2022年07月01日

ベトナム統計総局は6月29日、2022年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比7.72%と発表した。第1四半期(1~3月)の5.05%を上回る伸びとなり(添付資料表1参照)、上半期(1~6月)の成長率は6.42%となった。

第2四半期の業種別の成長率は、農林水産業が3.02%、鉱工業・建設業が8.87%、サービス業が8.56%だった。農林水産業のうち、農業は2.22%と小幅な伸びにとどまったが、林業と水産業はそれぞれ5.36%、4.89%と好調だった。鉱工業・建設業の中では、GDP構成比が27.51%と経済を牽引する製造業が11.45%で、新型コロナウイルス流行前を上回る高水準の伸び率となった。サービス業は、卸売り・小売りが8.34%と復調した。前期までマイナス成長が続いていたホテル・飲食は、入国規制緩和や外国人観光客の受け入れ再開などを受け、25.92%に好転した。

統計総局のレ・チユン・ヒエウ副局長は「ベトナム政府は公共投資促進と経済回復策を示した政府決議第11号(11/NQ-CP)の実施や、外国人観光客誘致などを促進しており、第3四半期(7~9月)も高成長が期待できる」と述べ、通年のGDP成長率が政府目標の6~6.5%を超える可能性があるとの見通しを示した。世界銀行が6月7日に発表した世界経済見通しで、2022年のベトナムのGDP成長率を5.8%と予測。1月発表の見通しと比べて、世界の成長率予測が下方修正される中、ベトナムは5.5%から0.3ポイント上方修正された(2022年6月24日記事参照)。

第2四半期のCPI上昇率は2.96%

第2四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率(推計値)は前年同期比2.96%だった(添付資料表2参照)。国際的な原材料価格の高騰を受け、ベトナムでもガソリン、ガス、建材などの価格上昇がCPIを押し上げた。一方、前年同期に高値になっていた豚肉価格が落ち着いたことや、一部の省・市で一時的に教育費が減免されたことなどがCPI上昇を一定程度抑える要因になった。統計総局価格統計局のグエン・トゥ・オアン局長は「原材料の値上げや年末の消費需要増加などに伴い、第3四半期と第4四半期(10~12月)のCPIは上昇が見込まれる」と予測した。

(グエン・ラン)

(ベトナム)

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