米ホワイトハウス、バイデン大統領の新型コロナ陽性を発表

(米国)

ニューヨーク発

2022年07月22日

米国のカリーン・ジャンピエール大統領報道官は7月21日、ジョー・バイデン米大統領が同日朝の検査で、新型コロナウイルスの陽性であることが確認されたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。発表によると、バイデン大統領は感染が確認された後、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「パクスロビド(パキロビッド)」(2022年7月21日記事参照)の服用を開始した。前回の感染検査は7月19日で、その際は陰性だったとのことだ。

バイデン大統領は、2回のワクチン接種の後、ブースター追加接種を2回、計4回の接種を済ませており、症状は軽いとのことだ。米疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに沿って、ホワイトハウスの中で自己隔離し、その間、執務は全てこなすとしている。また、予定されている会議は、電話とズーム(Zoom)を通して実施されるとした。

ジャンピエール報道官は、バイデン大統領の担当医であるケビン・オコナー医師からの通達PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を受領してから間もなく、上記内容を発表したとみられる。オコナー医師からの通達にはそのほか、バイデン大統領の症状は主に「鼻水」と「倦怠(けんたい)感」で、20日夜に始まった「乾いたせき」も時々出ているとの情報も含まれている。また、4回のワクチン接種履歴と、直ちに「パクスロビド(パキロビッド)」を投与したことにより、順調に回復していくことが見込まれるとした。

ホワイトハウス関係者の話によると、カマラ・ハリス副大統領については、最後にバイデン大統領に接触したのは7月19日で、今回の感染検査では陰性が確認されたとのことだ(アクシオス7月21日)。ハリス副大統領は4月26日に、新型コロナウイルスの感染検査で陽性結果が出るも、無症状だったことがホワイトハウスから発表されている。

(吉田奈津絵)

(米国)

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