米CDC、18歳以上に新型コロナ・ノババックス製ワクチンの接種推奨

(米国、メキシコ、日本)

ニューヨーク発

2022年07月21日

米国疾病予防管理センター(CDC)は720日、米国ノババックス製の新型コロナウイルスワクチンについて、18歳以上を対象に接種を推奨外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますすると発表した。同ワクチンについては、713日に米国食品医薬品局(FDA)が、同年齢層を対象に緊急使用を許可し(2022年7月15日記事参照)、19日にはCDCの諮問委員会の多数決の結果、全員賛成で接種を推奨するとしていた。

CDCは同ワクチンについて、B型肝炎ワクチンに始まって米国で30年以上前から使用されているタンパク質サブユニットを使用したワクチンとした。また今日では、インフルエンザ予防接種にも同じくタンパク質サブユニットが使われているとしており、他の新型コロナワクチンより成人に「なじみ深い」技術を使ったワクチンとしている。

ノババックス製ワクチンは、ワクチン接種をまだ1回も受けていない人に対して新たな選択肢を提供するものとなる。ロシェル・ワレンスキーCDC所長は発表で「現在、接種可能な新型コロナワクチンとは別の技術を基に開発されたワクチンを待っていたという未接種者は今こそ、接種をするべきだ」と述べた。同ワクチンは数週間のうちに接種可能になる予定だとされている。

ノババックスによると、同ワクチンは、米国とメキシコの29,960人の18歳以上を対象とした臨床試験で90.4%の有効性が確認されたとしている。また、18歳から64歳までの参加者に現れた副反応としては、接種部位の痛み(82.2%)が最も多く、続いて倦怠(けんたい)感(62%)、筋肉痛(54.1%)、頭痛(52.9%)、関節痛(25.4%)、吐き気(15.6%)で、発熱は2%だったと発表している。

ジョー・バイデン米大統領は719日の記者会見で、ワクチン接種の重要性を訴え、「50歳以上または高度・中程度の免疫疾病がある人で、今年に入ってからまだワクチン接種を受けていない場合、今すぐに受けに行くように」と促した。

日本では、ノババックスから技術移管を受けた武田薬品工業が同ワクチンを製造している。厚生労働省は2022419日に、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ製ワクチンに続いて、国内4例目として薬事承認しており(注、2022年4月19日記事参照)、5月末から各自治体接種会場で接種が開始されている。

(注)ワクチンの詳しい情報については、厚生労働省ホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(吉田奈津絵)

(米国、メキシコ、日本)

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