中国、行程コードによる規制を緩和

(中国、日本)

北京発

2022年07月01日

中国の工業・情報化部は6月29日、行程コード(注)のアスタリスク表示を廃止する外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますと発表した。廃止は即日実行となった。これまで、表示対象の都市に中・高リスク地域がある場合、都市名の右上にアスタリスクが表示され、地方によってはこれを基に行動規制を行う場合があった。しかし、ある都市のうち一部でも中・高リスク地域がある場合、都市全域の滞在者に対してアスタリスクが表示されてしまうため、リスクが低い地域のみの滞在者も行動制限の対象とされてしまうなどの問題が生じていた。

中国疾病予防抑制センターの呉尊友首席専門家は6月30日に自身のSNSで、アスタリスク表示の廃止を含む、直近の規制緩和(2022年6月29日記事参照)は「新型コロナウイルス対策を緩めるものではなく、ダイナミックゼロコロナ政策(2022年4月21日記事参照)を放棄するものでもない」との見解を示した。その上で、アスタリスク表示について「新型コロナウイルスの感染状況が厳しい時期には一定の効果があった」としながら、現在の状況であれば、廃止により感染拡大のリスクが増加することはないとした。また、廃止は人々の移動促進や経済発展の活発化に積極的な作用をもたらすと評価した。

(注)携帯電話の基地局との通信データを利用し、直近14日間で訪問した都市、国・地域の履歴を管理するコード。専用アプリや微信(WeChat)、支付宝(Alipay)のミニプログラム上などで発行される。現時点では、直近14日間に中国本土、香港、マカオ、台湾に滞在していれば緑色、それ以外に滞在した履歴がある場合は黄色で表示される。

(河野円洋)

(中国、日本)

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