非自動輸入ライセンス対象品目を追加、家庭用機器や仮想通貨マイニング機器などが対象に

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2022年07月19日

アルゼンチンで711日、非自動輸入ライセンスの対象を拡大する工業生産・開発省通商政策・貿易手続き庁規則9/2022号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが公布され、翌12日から施行された。非自動輸入ライセンスについては、同月8日に対象品目が拡大されたばかりだった(2022年7月11日記事参照)。

今回の見直しでは、メルコスール対外共通関税分類番号(NCMコード)ベースで11品目が新たに非自動輸入ライセンスの対象品目に指定された(添付資料表参照)。11対象品目は、紡績糸からヘアドライヤーのような家庭用機器まで幅広い。NCMコード8543.70.99に分類される、その他の電気機器については、具体的には、仮想通貨のマイニング機器が指定された。一方、殻付きの鳥卵(NCM0407.90)は対象から除外された。

アルゼンチンでは、輸入に際して品目によって自動ライセンスと非自動輸入ライセンスの取得が必要だ。国内産業と競合する品目の多くは非自動輸入ライセンスの取得対象に指定されており、輸入許可が出にくい。

711日現在、非自動輸入ライセンスの全ての対象品目は生産省商業庁決議523-E/2017号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの付属書IIIIIIVVVIIVIIIXXIIIXIVに記載の品目となっている。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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