米FDA、通関時の施設識別コードUNKが使用不可となる措置に再度注意喚起

(米国)

シカゴ発

2022年06月27日

米国食品医薬品局(FDA)は6月23日、外国供給者検証プログラム(FSVP:Foreign Supplier Verification Program)輸入業者が使用する固有の施設識別名(UFI:Unique Facility Identifier)の入力に関するガイダンスの更新について、適用30日間前に迫ったとの通知を発表した。同通知によると、7月24日以降、FSVP輸入業者が米国税関・国境警備局(CBP)へ通関申請を行う際に、UFIとしてUNK(unknown, 不明)というコードの入力が認められなくなる。

同ガイダンスはもともと2018年3月に制定されたもので、FSVP輸入業者はUFIとして、UNKというコードを使用することを一時的に許可されていた。今回の更新により、7月24日以降、UNKの入力は認められなくなり、FDAがUFIとして認めているダンズナンバー(DUNS Number)の入力が必須となる。更新は4月27日に発表したが、ダンズナンバーの取得には約30営業日を要することから、今回、輸入業者向けに再度通知を行った。

ダンズナンバーの取得については、FDAダンズポータルサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのほか、ダン・アンド・ブラッドストリートへの電話(+1-866-705-5711)、または同社ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから、無料で取得可能としている。

FDAに食品関連施設としての登録更新を申請する際にもダンズナンバーの取得が求められているが、こちらは2022年12月31日まで「PENDING」と入力して申請することを認める経過措置を取っている(2021年4月9日記事参照)。

(タマラ・ラズベリー、小林大祐)

(米国)

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