米FDA、食品関連施設識別コード入力の経過措置を2022年末まで延長
(米国)
シカゴ発
2021年04月09日
米国食品医薬品局(FDA)は3月30日、人や動物向け食品を製造・加工、梱包(こんぽう)、保管する国内外の施設のFDAへの登録の際に必要となる、固有の施設識別名(UFI:Unique Facility Identifier)の入力に関して設けた経過措置を2022年12月31日まで延長すると発表した。
米国へ仕向けられる食品の関連施設は、バイオテロ法の規定に基づいてFDAに登録することが義務付けられており、更新の申請時に求められるUFIとして、ダンズナンバー(DUNS Number)の使用が認められている。しかし、ダンズナンバーの付番に遅れが生じていたため、FDAは2020年12月1日、ダンズナンバーを同月31日までに取得できない食品関連施設について、UFIの項目に「PENDING」と入力して申請することを認めるガイダンスを発表していた(2020年12月7日記事参照)。
FDAは今回、ダンズナンバーの取得が依然として困難な食品関連施設があるとし、次回登録期間のサイクルである2022年12月31日まで、登録期限を延長することとした。また、施設登録に当たっては、UFIの項目に「PENDING」と入力して申請することが引き続き認められており、現時点でUFIが申請されていない場合でも、登録取り消しは行われない。
なお、ダンズナンバーの取得については、4月8日現在、FDAダンズポータルサイト経由の申請は停止しており、ダン・アンド・ブラッドストリートへの電話(+1-866-705-5711)、または同社ウェブサイト
から取得可能としている。
(注)施設の登録・更新の方法は「バイオテロ法に関する情報(FDA食品施設登録・事前通知)」を参照。
(小林大祐)
(米国)
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