北京市、新型コロナ感染拡大防止に向け管理強化エリア拡大

(中国)

北京発

2022年05月02日

北京市朝陽区は4月28日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、管理強化エリア拡大を発表した。管理強化エリアは「臨時管控区」と呼ばれ、管控区(注)同様に、小区(住宅エリア)から出ることが禁止される。

朝陽区では4月25日に、全住民と区内への通勤者全員へのPCR検査実施と併せ、一部地域を「臨時管控区」に指定すると発表していた(2022年4月26日記事参照)。今回の拡大範囲は既存の「臨時管控区」の南側に隣接するエリアとなっている。拡大の理由は、既に指定済みの「臨時管控区」で25、27日に行われたPCR検査で、感染者や感染が疑われる事例が確認されたため。

指定期間は4月28日から7日間。指定期間とエリアについては、PCR検査の結果や感染状況などに基づいて調整するとしている。「臨時管控区」では今後、既に発表されていた4月29日のほか、5月1、4日にもPCR検査が実施される。

これまで北京市では、感染状況に基づいておおむね小区ごとに封控区(注2)、管控区などを細かく指定し行動を規制してきたが、「臨時管控区」は大通りなどを境界として区切られた、多数の小区を含む広いエリアが指定されている。指定エリアは天安門広場から直線で南東に約7~8キロ程度離れた場所で、一辺が3~4キロの正方形に近い形になっている。「臨時管控区」内で既に封控区、管控区に指定されている小区などは引き続きそれに基づいた規制が実施される。

一般的な小区は、複数の住宅棟と周辺の庭などのスペースで構成されており、日本の団地に近い配置となっている。一方で、日本人駐在員など外国人が多く暮らすサービスアパートでは、単独の建物のみで小区とみなされている場合もある。この場合、PCR検査などを除き、自分の暮らす建物から出られないことになる。サービスアパートによっては、1日3回の食事や水を無料で提供している。

北京市では4月22日夕から感染者が拡大し始め、27日午後3時までの累計感染者数は127件、うち79件を朝陽区の住民が占めている。

(注1)自宅から出ることはできるが、外出範囲は小区(住宅エリア)内のみに限られる。人が集まることは禁止される。

(注2)マンションなどの自宅から出ることが禁止される。

(河野円洋)

(中国)

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