商業省、輸入ライセンスが必要となる1,131品目を公表、5月1日から適用

(ミャンマー)

アジア大洋州課

2022年04月04日

ミャンマー商業省は3月29日付で、新たに輸入ライセンスが必要な1,131品目PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公表した。今回新たに追加した品目は、一般食品、飼料、染料、洗剤の原料、着色油、汎用(はんよう)化学品、ナイロン糸、各種ロープ、機械・装置、電気モーター、発電機、電子機器・予備部品などが該当し、5月1日から適用となる。各品目のHSコードを含めた詳細は上記の商業省の資料から確認が可能だ。資料はミャンマー語だが、品目リストは英語でも記載されている(10ページ以降)。

商業省は2021年11月9日付で、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ景気低迷から脱却し、輸出入を体系化、輸入による外貨の流出を抑制する目的で、新たに輸入ライセンスが必要な3,070品目を公表(2021年12月3日記事参照)。2022年1月25日に826品目(2022年1月31日記事参照)、3月1日に141品目を追加した(2022年3月15日記事参照)。輸入ライセンスが必要な品目数は2020年の通達に基づく3,931品目、2021年11月の3,070品目、2022年1月の826品目、同年3月の141品目に、今回の1,131品目が加わり、合計で9,099品目となった。

商業省は2021年に入り、タイからの陸送による各種飲料やインスタントコーヒー、せっけん、歯磨き粉などの暫定的輸入禁止措置(2021年4月28日記事2021年6月9日記事参照)、乗用車の輸入ライセンス発行と新車販売店のライセンス発行を一時的に停止する措置(2021年10月5日記事参照)など、外貨流出の抑制や国内の中小企業を保護する施策を講じている。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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