韓国国内で新型コロナ・オミクロンXE系統とXM系統を確認

韓国保健福祉部は4月19日、新型コロナウイルスのオミクロン株BA.1とBA.2の組み換え体「XE」系統と「XM」系統（注1）について、国内で初めて感染者を確認したと発表した（注2）。現在、疫学調査が行われている。

同部は、「XE、XMなどのオミクロンの組み換え体は世界保健機関（WHO）でオミクロンに分類され、特性の変化は大きくないと予想されるが、感染力や重症度などの分析資料がないことから、引き続きモニタリングを強化していく」と説明した。

（注1）WHOの初期分析によれば、XE系統はBA.2より約10％、感染者増加速度が高いとされている。XM系統の特性変化は報告されていない。

（注2）XE系統は2件（入国者1件、国内1件）、XM系統は1件（国内1件）を確認。

（当間正明）