米西海岸3州、学校でのマスク着用義務の解除を共同発表、規制解除の動き
(米国)
サンフランシスコ発
2022年03月02日
米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)、オレゴン州のケイト・ブラウン知事(民主党)、ワシントン州のジェイ・インスレー知事(民主党)は2月28日、3月12日から学校でのマスク着用義務を解除することを共同で発表した(注)。
カリフォルニア州では同日、3月1日から新型コロナウイルスワクチン接種未完了者に対し、屋内でのマスク着用を義務から強く推奨へ移行することも発表した。同州では2月16日にワクチン接種完了者に限り、公共施設の屋内でのマスク着用義務を解除していた(2022年2月21日記事参照)。
同州は2月25日、新型コロナ対応を次のフェーズに移行することを目的に、一部を除いて、新型コロナ関連の知事令を解除する措置を取ったことを発表。検査を1日当たり少なくとも50万回受けられることや、ワクチン接種は1日当たり少なくとも20万回分を配付することなどは継続して取り組む。
同州サンノゼ市のサム・リカード市長は2月24日、市所有施設に入る際にブースター接種証明の提示などの義務の緩和を提案した。同市では2月4日から、市施設で開催される50人以上の屋内イベントの参加者に対して原則として、追加接種を含むワクチン接種証明の提示、または、検査の陰性結果の提示を義務化している(2022年1月21日記事参照)。
(注)ワシントン州、オレゴン州は学校に併せて、原則として屋内の公共施設でのマスク着用義務を3月12日以降解除することも発表。
(石橋裕貴)
(米国)
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