英国が新たな対ロシア措置を発表、ウクライナに対する追加援助も

(英国、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ)

ロンドン発

2022年03月02日

英国政府は3月1日、ウクライナ情勢に関連した新たな対ロシア制裁を導入したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。英国内の自然人や法人がロシア中央銀行や国民福祉基金、ロシア財務省に金融サービスを提供することを禁止するほか、ロシアの船(ロシアやロシア当局と関係を有する者が所有・運航する船も含む)を英国の港から締め出すこととした。

また、エリザベス・トラス外務・英連邦・開発相が2月28日に議会への提出を発表していた金融セクター向け措置外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます禁輸措置外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに関する2つの法案(2022年3月1日記事参照)が3月1日から施行された。これを受け、ロシア最大の商業銀行ズベルバンクによる英国の金融システムを通じたポンド建て決済を禁止することとした。

このほか、ロシア直接投資基金とキリル・ドミトリエフ同基金総裁も資産凍結対象として、制裁リストに即日追加した(ドミトリエフ氏は英国への渡航も禁止)。

英国政府は同日、ベラルーシに対する制裁発動についても発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。第1弾として、ロシアによるウクライナへの軍事行動に寄与した個人4人と国営軍事企業2社(航空機メンテナンス企業JSC558、半導体製造企業JSCインテグラル)を対象とする。個人に対しては英国内の保有資産の凍結と英国への渡航禁止、企業に対しても英国内の資産凍結を導入した。

英国政府は同日、人道危機対応支援のためウクライナに対し、8,000万ポンド(約122億4,000万円、1ポンド=約153円)の追加援助を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。さらに、軍事行動から退避するウクライナ人向けの支援を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。配偶者や未成年の子供と定義する近親者(immediate family)に加えて、英国居住者がウクライナ人の両親や祖父母、成人した子供などを英国に呼び寄せられるよう支援を行うとした。また、英国と関係のないウクライナ人向けのビザスキームに関する計画も発表した。

(山田恭之)

(英国、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ)

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