武漢発中欧班列の運行は好調、現時点ではウクライナ情勢の影響は軽微

(中国)

武漢発

2022年03月09日

中国・武漢市商務局(招商局)は3月7日、2022年1~2月に湖北省武漢市から運行された「中欧班列」の本数が前年同期比18%増の26本となり、過去最高を記録したと発表した。ドイツ、ポーランド、イタリアなどにマスク、防護服、手術着といった感染症対策物資も輸送され、同物資輸送量は前年同期比20.6%増の2,023トンとなった。

「中欧班列」は、中国と欧州や「一帯一路」沿線国を結ぶ国際貨物列車。湖北省武漢市からはドイツ、チェコ、ポーランドなど欧州向けに運行されている。2020年1月には新型コロナウイルスの感染拡大に伴い一時運休したものの、同年3月に運行を再開し、本数も徐々に増加している(2022年2月3日記事参照)。

ウクライナ通過の「中欧班列」は運行を停止も、現時点で欧州向け運行への影響は軽微

武漢発の「中欧班列」の中には、ウクライナのキエフ行きのルートもある。このルートは2020年6月に開通したが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に伴い運行を一時停止している。

中国紙「環球時報」は2022年3月5日、武漢発を含めた中国発のウクライナ行き、もしくはウクライナを通過する「中欧班列」は一時停止となっていると報じている。他方、「中欧班列」の列車のうち、ウクライナを通過するルートを通る列車は少なく、影響は軽微と複数のメディアが報じている。武漢市で「中欧班列」を利用したビジネスを展開している日系企業にインタビューしたところ、現状、ウクライナへの軍事侵攻に伴うビジネスへの影響は見受けられないとのことだった。

(楢橋広基)

(中国)

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